2013年02月12日

金属材料としてのタングステンバレル考。

さて。

先日、自室に転がっているバレル達を一気に洗浄しました。
何セット転がっていたかはご想像にお任せします(^^;
少々くすんでいたバレルもありましたが、クエン酸洗浄等をすると結構輝きを取り戻すものです。
日常的な手入れは、いつぞやのエントリの通りですが、私はたまにそんな事もしていたりします。

話は少し変わって。
バレルに使われている金属、タングステンに付いて少々。
興味と時間のある方は、ちょっとググるなり、ウィキるなりして頂ければ、結構面白いと思います。

ダーツバレルに使用されるタングステンは、一般的にはヘビーアロイと呼ばれる合金です。

タングステンの粉末に、バインダー材と呼ばれるニッケルや鉄、銅などの粉末を混ぜて焼き固める、『粉末冶金』と言われる方法で作られています。
少々乱暴な例えをすると、ハンバーグの作り方と同じだと思ってください。
タングステン粉末がひき肉で、バインダー材は『つなぎ』の意味なので、銅や鉄等はパン粉や小麦粉です。
コレを均一に混ぜて圧力を掛けながら焼き固めれば出来上がりです。

まぁ、ハンバーグの例えの正確さはともかくとして。
全ての材料を溶かして混ぜている訳ではないのです。
タングステンの融点は3000℃を超えます。ちなみに代表的なバインダー材の鉄の融点は1500℃ちょっと。2800℃ちょっとで沸騰してしまいます。コレではそもそも溶かす格好では混ぜれませんし、3000℃オーバーなんて温度を作るのにどれだけのコストが掛かるかを考えると、気軽にバレルを買えない値段になってしまいます。

ともあれ、一般的に良く語られる、バレルに於ける『タングステンの品質』は、バインダーとして添加される金属と、混ぜ方によって決まるようです。他にも粉末自体のキメ細かさ等も品質を左右しそうですが。

が、何を添加しているかなんて、バレルメーカーはもとより、日本タングステンやアライドマテリアルといった部材メーカーでもWEBレベルでは公にはしていませんね。まぁ、そりゃそうです。恐らく其処が各メーカーの核心部分でしょうからね。
まぁ、結果として似たり寄ったりだとは思います。ネガティブなものではなく、非常に高いレベルでと言う意味で。

色々そうやって調べてみて、判った事と言うか、理解した事は、本来であればそう簡単に劣化したり、腐食するような素材ではないと言う事。勿論素材の品質により多少の差はあるとは思いますが、むしろ品質を悪く作りようが無いと言う印象でした。

まぁ、つまりは値段なりの品質は、どこのバレルを選んでも約束されていると言う事です。
カットの欠け等は、タングステンという金属の性質上、諦めた方が良いと思います。硬けりゃ欠けます。

つまりね、何が言いたいか。
“バレルメーカー名 劣化 評判”とかでググってこんなブログを見ている暇があったら、日々のメンテナンスをしっかりしてあげて下さいという事。そう云う人多いんです、本当に。

手入れもしないで品質を語るのは、腕前をバレルの所為にしてコロコロ買い換えているのと同じです。
オヤ?
ブーメランが飛んできましたよ?

お後が宜しいようで。


クリックして頂けると、また明日も頑張れます。
にほんブログ村 その他スポーツブログ ダーツへ
にほんブログ村

posted by note. at 21:10| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 私的バレル観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/316760078
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック